節約と聞くとお金を絞ることに意識が行がちですが、大切なのは絞り続けるのではなく、メリハリをつけることです。
節約のポイントは、絞るよりメリハリです。
スポンサードリンク
家計を管理していく事において、節約は重要な項目でもあります。
節約を意識しないで消費をしていくということは、予算の上限が無いということですから、毎月の収入以上の支出をする恐れが高いということです。毎月の収入の9割くらいで過ごせる人とは、質素である人か、所得がとても高い人のどちらかと言えます。
とは言え、節約、節約と絞り続けては長続きしません。
いつかは限界がやってくるのです。それは、ぞうきんを絞り続けることと同じで、そこに含まれている水分は限りがあるわけですから、いつかは限界が来るのと同じです。
では、どのようにして上手い事節約できないか考えて見ましょう。
節約でよく聞く方法の【毎日の予算を○○円】と言うのがあります。【一食1000円以内】【お昼代は、500円まで】など色々なパターンがありますが、月々の予算を決めて、それを割って毎日の予算を決めているので悪いアイディアではないのですが、この方法は案外苦しいものです。
この苦しい理由として、【同じ金額を変えてはいけない】と言う所がネックとなります。同じ金額で出来る消費の選択肢は限られてきます。それこそ、今日は給料日なので豪華な食事にしましょうか?という事が出来ないのです。
選択肢が限られるということは、食事のバライティが乏しくなるということに繋がります。同じことの繰り返しと言うのは、苦痛を伴います。だから、うまくいかないのです。
ここで、ポイントとなってくるのが、タイトルにもあるように、絞るではなく、メリハリをつけるなのです。
節約の最大の敵は、ストレスです。無理をして節約してもストレスがたまり、リバウンドで無駄遣いをしてしまう恐れがあります。
節約にはメリハリのほうが重要で、楽しいのです。
【今までより毎日500円節約だ!】と決め込んでも、1か月後にストレスで1万円を使ってしまっては本末転倒です。
ただ、締め付ければ節約が成功するとは限らないのです。
そこで考えたいのが、【メリハリをつけ、トータルで節約を実現するような考え方】を身につけましょう。先ほどの、お昼は毎日500円は、2週間のお昼代が7000円と言うように考えてみてはいかがでしょうか?
一見すると、同じではないのかと感じますが、毎日予算以内で抑えるのと、一定期間での予算を考えるのとでは全く違います。
2週間のランチの内容が、400円のお弁当の日もあれば、300円の牛丼の日もあり、今日は付き合いで800円のランチと言うように、7000円以内で調整をしていけばよいのです。
これを、1日絶対に500円と決めてしまうと、800円のランチなんていけませんからね…
結果的に同じ金額を使っているのに、やり方を変えるだけで意外に効果があります。一日決まった金額で、同じお店のお弁当を回すより、よっぽど楽しいですし、満足度も高くなると思います。
これがメリハリです。
これと同じように、夕食や、服代なども予算を意識しつつもメリハリを考えれば良いのです。服代だったら、毎月5000円位の予算を半年貯めて、一気に大きな金額のモノを買う方法も良いかもしれませんね。
このメリハリ節約の方法は、満足度のコントロールにあります。同じ金額を同じ期間使ったとしても、自分で自分に落差を付けることで、満足度の合計を高くすることが出来ます。
いつも我慢をしているよりも、【この我慢は数日後のプチ贅沢のための我慢】と考えると、我慢の喜びを感じる事になります。
お金を貯めるのには、自分で自分をコントロールしていかないと、なかなかお金が貯まらないものです。あなたの回りは、いつも魅力的な商品が誕生して、色々な誘惑があります。満足度は、【買ったモノ】が上げてくれるのではありません。多くは、自分が決めているのです。
自分で自分の買い物の満足度を高める意識を持ちましょう。
そうすることで、結果的に節約が後からついてきます。