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バブル景気はなぜ崩壊したのか?

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株の運用

バブル景気を書く上できっても切れない関係にあるのが【】です。

その株が関係してくるのが、1987年の日本電信電話公社(以下NTT)の民営化です。民営化前は、【公益特殊法人】と言う半官半民のほぼ国営企業でした。

そんなほぼ国営企業電電公社が民営化して株式会社となるのですから、経済界に激震が走ります。

 

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1987年2月9日電電公社は民営化してNTTとなり株式に上場します。

民営化に際してこれまで国が保有していた株を売ることになります。しかし、NTT株の需要が高すぎて取引初日に値段がつかないという事態が起こります。2月9日時点で1株120万円だった値段が、3月初めに300万円台を突破します。

 

120万円で買った株が1か月後には300万円ですから、180万円以上の利益が生まれてしまいます。

 

この事実に人々は、『株をやった事ないけど、運用するとこんなに利益がでるのか』と誰もが思ったそうです。NTTが民営化した際の株価上昇を見て、それまで株の興味がなかった人まで株の運用を始めるようになります。

 

こうして消費者の株の需要が供給を上回り、株の価格が上昇していきます。最終的には、日経平均3万8915円87銭という史上最高値をつけました。

 

 

株の高騰がもたらしたシーマ現象

バブル景気で、実際に目に見える現象として起こったのが、シーマ現象と言うものです。これは、あの日産の高級車シーマから来ていて、この車が非常によく売れた事でこの名前が付けられました。

 

このシーマ現象の要因は、

の2つの要因がありました。

 

資産効果

バブル景気は、土地の値段が実態価格を超えてドンドン上昇していくという事は、皆さんお分かりの事と思います。土地の値段がドンドン上がると、買った時の値段より高くなるわけですから、売りたくなるのが心情です。

 

話では、朝に買ったマンションが夕方には2倍の値段で売れるなんでこともあったとか…

今では考えられないくらいの事が実際に起こっていたのです。

しかし、いくら土地が売れるからと言って、今住んでいる土地と家を簡単に手放すわけにはいきません。ただ、現金としてお金が入らなくても、3000万円の土地が今や、9000万に跳ね上がっているので、地価の変動だけで6000万円の利益が出ている様に思えます。

 

資産が6000万も増えたんだ!

 

と誰もが思ってしまします。

 

景気が良いから車でも買ってしまおう!=日産シーマだったのです。

 

この地価の上昇により、消費者の購買意欲が上がったのです。

これを学術的には、資産価格が上がることによって消費行動が活発化する=資産効果というそうです。

 

 

家の代わりに購入

先ほどは、何らかの形で不動産を持っている人を例に書いていきましたが、逆に不動産を持っていなかった人はどうだったのでしょうか?

 

結論は、やっぱりシーマを買います。

 

先ほども書きましたが、バブル景気により土地の価格が異常に値上がりしました。

いつの時代も同じように、いつかはマイホーム購入とコツコツ資金を貯めていた人もいます。しかし、せっかく貯めても土地の値段が高すぎて買えなくなってしまいます。

 

せっかくお金を貯めたのに、マイホームが買えない…そうだ!シーマを買おう!になっていくのです。

 

 

バブル景気で世の中の景気が良いのに、コツコツと貯金をしてきた人がマーホームを購入できないという矛盾が生まれてきました。

さらに、モノの値段が上がり過ぎるインフレは継続中です。さすがにこれはいかんと、景気を抑える対策が必要になってきました。

 

こうしたバブル景気の土地の価格を抑えるために、政府はある対策を講じました。

 

バブル景気によるインフレ対策

政府はこうした状態に対して、

 

  • 地価の増税
  • 総量規制

 

の対策を講じます。

 

地価の増税地価税

インフレというのは、お金の流通が多すぎるためお金の価値が下がり、物価が上昇する現象です。まずはインフレ解消策として、流通している金を回収して、量を減らします。

 

その一環として、地価を増税しました。

この増税により、

  • 流通しているお金の回収
  • 地価のインフレを抑え込む

役目を果たします。

 

 

総量規制

土地の売買を行う不動産業社に対して、銀行がお金を貸す割合を規制しました。規制と言っても、実質的に禁止になります。

これにより、土地を購入したい人にお金を貸さなくなりました。

 

この二つの政策により、飛ぶように売れていた土地が急激に需要がなくなり、土地の値段が急降下と言うより、暴落と言うのが正しい表現でしょうか。

 

 

バブルが崩壊して、土地の値段が下落

土地の値段が暴落した事によって、大量の不良債権が生まれました。

銀行は基本的に土地を担保にお金を借りる顧客に対して、担保の7割の値段でお金を貸すことになっています。例えば、5000万の土地を担保にお金を借りようとしたら、銀行は3500万のお金を貸します。

 

しかし、バブル景気の時は、この数字が適当になっていました。

バブル景気の状態では、土地を少し寝かせれば、5000万が、6000万、8000万と価格があがっていきました。お金を貸す銀行の方も、それを見越してお金を貸していたので、5000万のこの土地は、いずれ7000万になるから、4900万貸します。と言ったように必要以上にお金を貸していたのです。

 

バブルがはじけて、先述したような土地の値段の大暴落が起こってしまいます。

 

銀行は、地価の上昇を見込んでお金を貸したために、担保が無意味になってしまったのです。4000万を貸して、担保の土地を売っても3000万にしかならず、1000万の負債を抱えることになったのです。

 

結果、銀行は請求しても返すことが出来ない不良債権※というものを多く抱えてしまいました。債権=銀行がお金を貸して、返済を請求する権利のこと

 


不良債権をしまった銀行は、経営が苦しくなり優良企業に対しても融資ができないということになります。北海道拓殖銀行のように経営破たんする銀行も出てきました。

 

 

 

バブル景気の頃私は、まだ子供で自分の親がその恩恵を受けていたように感じます。

今考えると、当時のゲームのソフトが10000円くらいしていた記憶があります。元々高いコーエーのゲームなんて、15000円位してたんではないかと思います。

 

残念ながら、私が就職をしたころはバブルがはじけていて、空白の20年真っただ中だったので、それはもう苦しい思いをしました。ちょうど私の上司に当たる人たちの年代は、バブルの恩恵を受けていて、あのころは…とか言ってました。

 

わたしも、あの頃の半分で良いので景気が良い時代を体験してみたいものです。

 

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